Touch Barを否定しているわけではない、ただ3万円が惜しいだけだ!

『巫女の推理に御利益あり』は、単行本化にあたって『境内ではお静かに 縁結び神社の事件帖』に改題しました。刊行時の記事はこちらです。

Macで小説を書いてるミステリ作家・天祢涼です。パソコンを買うときに相談した友人がMacオタクだったから勧められて買っちゃっただけなので、Windowsも好きなんですけどね。でも20年近くMacを使ってきたので、慣れてるのは確か。

そんな慣れ親しんだMacの操作性が一変しそうな新機軸が、昨年、MacBook Proに搭載されたTouch Barでした。MacBook Air 11インチが壊れかけていたので買い替えを検討していた天祢涼でしたが、メインで使っているMacはあくまでiMac Retina 5Kディスプレイモデル。こちらのキーボードがTouch Barに対応していない以上、Touch Bar搭載のMacBook Proを買うなんてありえない。Touch Bar非搭載モデルの方が3万円も安いですし。

というわけで、迷うことなくTouch Bar非搭載のMacBook Pro(13インチ)を購入しました。以前、この辺りの経緯を書いた記事をアップしたところ、たくさんのアクセスをいただいております。

MacBook Pro Late 2016買いました。迷うことなくTouch Barなしモデルです!の理由

ちなみにMacBook Air 11インチは、OSをEl CapitanからSnow Leopardに戻したら復活した(^_^;)

が、検索キーワードを見てみると、「Touch Bar 不要」「Touch Bar いらない」などTouch Barに否定的なものが多く、「もしかして誤解を招いてるかな」と思ったので追加記事です。

天祢涼は、Touch Barを否定しているわけではありません。ただ、デスクトップのキーボードに合わせたかっただけです。

Touch BarはTouch IDを使える(らしい)ので、それに関してはうらやましいと思っています。いちいちパスワードを打ち込まなくて済むのは楽そうです。とはいえ、そのためだけに3万円も高いMacを買うか? と問われれば……ううむ(^_^;)

パスワード関係は1Passwordで一括管理しているので、Touch IDがなくても、まあ、なんとかなります(繰り返しますが、Touch IDが使えることはうらやましいんですよ)。

また、Touch Barにフォントの色を変えるアイコンを表示できるなら、本気でほしいと思いました。天祢涼は担当さんに入稿原稿を送る際、ルビや圏点を振った箇所は赤字にしています。この方が、印刷所に送るときに担当さんも楽(なはず)。

『ジャーロ』(光文社)で連載中の「巫女の推理に御利益あり」第一話入稿原稿のデータ。こんな風にルビを振った箇所は赤字にして担当さんに送っています。

ほかにも、保留箇所を緑にしたり、後から確認したい箇所を青にしたりと、フォントの色をいじりまくってます。Touch Barでフォントの色を変えられるなら、いちいちメニューバーから選択しなくて済むので、効率は上がります。

でも、これも自分でキーボードショートカットをつくっちゃえばいいんですよね……Touch Barが出てからググって知ったのですが。

こんな風にアプリケーションごとにキーボードショートカットを追加できるのです(20年近くMacを使ってて、最近知った)。「+」ボタンを押して、ショートカットを作成したいアプリケーションを指定。「メニュータイトル」には、メニューバーに表示されているコマンド名を入力。あとは好きなキーボードショートカットを打ち込んで「追加」を押せばOK。

これでメニューバーから選択しなくても、フォントの色を変えられるようになりました。こんな風に、フォントの色に関しても、Touch Barがなくてもなんとかなってしまう。ほかにTouch Barでやりたいことも見当たらない。そうなると、やはり現状、Touch Barに3万円の付加価値があるとは思えないのでした。

まあ、決定的な理由は、最も長時間使っているアプリegword Universal 2が、今後120%Touch Barに対応しないことですけどね。なにしろ会社がもうありませんから!

物書堂さんが年内リリースを目指しているというエディタはTouch Barに対応しているそうなので、その機能次第ではTouch Bar非搭載モデルのMacBook Proを売却して、Touch Bar搭載モデルに買い替えるかもしれません。

物書堂が開発中のエディタを公開

以上、Touch Bar搭載モデルか非搭載モデルかを迷っている人のご参考……に、なりませんね(^_^;)

結論を書くと、「Touch Barは、あると便利だけど、まだ高い金を出す価値はないのでは?」というところでしょうか。でもお金が有り余っていれば、たぶんTouch Bar搭載のMacBook Proを買っています。あると楽しそうだから(笑)。
by 天祢涼(あまね りょう)