WWDC2017で発表されたもの雑感〜iMac Proは小説家に必要か?

Macで小説を書いているミステリ作家・天祢涼です。

いやー、昨夜のWWDC2017はすごかったですね。ティム・クックCEOが「史上最大のWWDC」と言うだけあって、生中継を見ていた甲斐がありましたよ!……と言いたいところですが、昨日は家の模様替えをしていて何度もホームセンターに足を運んでクタクタになっていて、WWDCがあること自体忘れて寝てました。今朝、「iMac Pro」という胸がトキメキすぎる単語をニュースサイトで見て、ようやく思い出した次第。

発表されたハードやソフトを見て大興奮しているのですが、「自分が小説を書くのに必要か?」という観点に絞って雑感をつらつら書いてみます。

iMac Pro

今回の目玉はなんと言ってもこれでしょう。スペースグレイのかっこいいiMac。キーボードもマジックマウスもスペースグレイ(単品では買えないそうです)。スペックは、数字を見てもどれだけすごいのかよくわかりませんが、お値段が4999ドル(約50万円)からだそうで、うん、小説家どうこう以前に、極々一部のユーザーのためのMacですな。

iMac Proでこの値段だと、来年出るという新生Mac Proはいくらになるのか……。

天祢涼がメインで使っているのはiMac Retina 5k Displayモデル(2014)。CPUは3.5 GHz Core i5、メモリは16GBです。これでegword Universal 2、Jedit X、Evernote、Hagoromo、Numbersなどでファイルを大量に開きながら小説を書いていますが、遅いと感じたことは一度もありません(趣味でFinal Cut Pro Xを使うときは若干もたつきを感じる)。壊れなければ、最低でもあと5年はこのMacで行けそう。iMac Proはどう考えてもオーバースペックです。DTPでも、ここまですごいMacはいらないんじゃなかろうか。

映像作家に転職でもしないかぎり、iMac Proを買うことはないでしょう。

でも、このスペースグレイのデザインはいいなあ。ほかのiMacにも流用してくれないかしら。

MacBook Pro

昨年11月に新型MacBook Proが出たばかりですが、早くもプロセッサが刷新されました。昔はMacBook Proが半年強に一度アップデートされていたこともあるので、特に驚きはありません。MacBook Pro 2016が「不具合が多すぎ」と評判がよくなかっただけに、早々に新製品を出したかったのでしょう。

ちなみに天祢涼が使っているMacBook Pro 2016は13インチのTouch Barなしモデル。幸運なことに「アタリ」だったようで、一度も不具合に見舞われてません。外で仕事をするときや、担当さんとの打ち合わせで大活躍しております。

さすがに2017モデルを買う気にはなれませんが、物自体は大変いいので、2016を見送った人はこの機に購入してもいいかもです。Retinaディスプレイは文字がくっきり見えるので、小説を書くのに役立ちます。

macOS High Sierra

新たなmacOS(バージョン10.13)が発表されました。その名もHigh Sierra。名前からして現行のSierraのマイナーアップデートっぽい。かつてのLeopard→Snow Leopard、Lion→Mountain Lionみたいなものでしょうか。

そんなに新機能もないようなので、egword Universal 2が動くかどうかでアップデートするかしないか判断するつもり(ただの勘ですが、マイナーアップデートなら動く気がします)。

egword Universal 2は10年以上前のエディタで、開発会社が既にないのですが、未だに動いてくれる神エディタです(多少の不具合あり)。こいつを捨ててまでmacOSをアップデートする必然性はない! と言っても過言ではありません。

ただし、物書堂さんがつくっている後継エディタが発売されれば話は別。早々にHigh Sierraにします。

物書堂が開発中のエディタを公開

iPad Pro 10.5インチモデル

今回発表された中で、一番ほしくなったのがこれ。

担当さんとの打ち合わせに行くときは、自分が書いた小説をPDFにしてiPad miniに入れているのですが、いろいろ書き込むにはちょっと小さいんですよね。iPad miniで少女漫画も読んでいるのですが、見開き表示にすると文字が読みづらいし。

「一回り大きなiPadがほしいなあ」と思っていたので、このiPadにはちょっと惹かれます。先日出た新型iPadでもいいのですが、あっちは重たいし、iPad Airよりディスプレイが劣っているし。

お値段が7万円くらいか……ごくり。←物欲と戦闘中

テンキー付きMagic Keyboard

今回発表された中で、一番驚いたのがこれ。

Appleのワイヤレスキーボードは、ユーザーがどんなに声を上げても「そんなものは必要ない!」と言わんばかりに、頑なにテンキー非搭載でした。天祢涼も長年、テンキー付きワイヤレスキーボードを待ち望んでいましたが、とうとう我慢できず、昨年、テンキーなしのMagic Keyboardを買ってしまいました。

それなのに……ああ、それなのに(苦笑)。

テンキーがないと、InDesignのショートカットがうまく動いてくれなくて、いろいろ不便なんですよ。

CS6まではそうでした。CC以降は使ってないのでわかりません。

テンキーなしのMagic Keyboardにしたことで、iMacとMacBook Proの操作環境が統一されて爽快なので、いまさらテンキー付きMagic Keyboardを買うつもりはありません。でも「早まったか!」という気持ちは、正直ちょっとある(^_^;)

勝手に総論:プロユーザーをかなり意識している?

ハイスペックすぎるiMac Proと、テンキー付きのMagic Keyboard。これって、プロユーザーをかなり意識してると思うのは穿ちすぎでしょうか? 特に後者は、(私見ですが)待ち望んでいたプロも多い気がします。

最近、Microsoftがプロユーザーをターゲットにした魅力的な新製品を次々投入しています。Appleもこれに対抗して、プロを取り込むべくMacに力を入れ始めた……のだとしたら、「iPhoneよりもMacが好き。Macをもっと出して!」と願うAppleファン(俺のこと)としては、大変うれしいです。

来年の新型Mac Proも楽しみですよ!……絶対に小説家にはオーバースペックだろうけど。

著作が100万部くらい売れたら、iMac Proの購入を考えます(笑)。
by 天祢涼(あまね りょう)