macOS 10.12(Sierra)でもRosettaを動かせた

Macで小説を書いている天祢涼です。以前、PowerPC時代のアプリをIntelMacでも動かすための記事を書きました。

OS X Mountain LionでRosettaを動かせた

10.9(Mavericks)でもRosettaを動かせた

上記の記事には、未だたくさんのアクセスをいただいております。なんだなんだで昔の作業環境を切り捨てるのは大変ですよね。需要があるようなので、最近のmacOSでもRosettaを動かせるかどうか? を実験してみました。

……と書くと、さも時間を割いたような感じですが、結論から言うと、なんの問題もなく動きます。特別な検証はしておりません。

  • Parallels Desktop 11 for mac
  • Snow Leopard Server

基本はこの二つがあればOK。10.9(Mavericks)でもRosettaを動かせたに書いた手順でParallelsにインストールするだけ。天祢涼の場合は、Parallels 9でつくった仮想マシンをそのまま11に引き継ぎ、流用しています。

クライアント版のSnow Leopardではなく、必ずServer版にしてください。クライアント版はParallelsにインストールできません。

Adobe CS2のアプリ群も問題なく動きます。メフィスト賞を受賞してデビューする前、こいつとCS3でDTPの仕事を請け負ってどれだけお世話になったことか……。

ちなみにアイコンはCS2の方が断然好き。CS3以降って実務的で味気ない気がしません?(主観だけど)

以下、Rosettaとは直接の関係はありませんが、CS6に関して。

こちらは仮想マシン上でInDesign CS6を動かしているところ。SierraだとCS6は無理しないと動かないので、さっくりアンインストール。いまは仮想マシンのSnow Leopard Server上で動かすようにしています。写真やイラスト満載の雑誌をつくるのはさすがに厳しいですが、ちょっとした図表やフリーペーパー、ページ数が少ない本ならこれで充分いけます。

上記写真は、現在ゲラ修正中の『都知事探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイ』の自作データ。講談社文庫で350ページ前後なのですが、大きな問題はありませんでした。講談社文庫の版面と同じ文字数・行数にして、「赤字を入れた場合どういう風に変わるのか?」を確認しながら修正しているのです。実際に刊行されるものにかぎりなく近い形で見ることができるので、とっても便利。

『都知事探偵・漆原翔太郎』はシリーズ2作目。1作目の『議員探偵・漆原翔太郎』は3月15日発売予定!

『議員探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイ』は3月15日発売!

InDesignでミステリの見取り図を書くこともしばしば……え? 見取り図とかつくるならIllustrator? 使い方がわかんねーんだよ!(笑)

ただしInDesign CS6は、初回起動時は動かなくて強制終了しないといけないことが多々あるので「安定している」とは言えません。PhotoshopとIllustrator CS6は一発で起動できるんですけどね。

CS2、CS6にかぎらずSnow Leopard上でないと動かないアプリ、今後アップデートが期待できそうにないアプリもいくつかあるので、この仮想マシン環境はMacを買い替えても継承するつもり。重宝しています。

ちなみに10.11(El Capitan)でも問題なく動きました。

以上、macOS 10.12でRosettaを動かす方法でした。

物書堂さんがエディタをつくってくれなかったらSnow Leopard Server上でegword Universal 2を動かすつもりだったけど、杞憂に終わりそうで本当によかった。
by 天祢涼(あまね りょう)

物書堂が開発中のエディタを公開