星海社FICTIONSのデザインから妄想する、紙の本の未来

『Ghost ぼくの初恋が消えるまで』にはスピンと呼ばれる、しおり代わりになる紐がついています。ただのスピンではなく、デザインが施されたオシャレなもの。

章扉はフルカラー。時々、「すごい贅沢な本ですね」と言われます。星海社が、天祢涼のために特別に造本してくれました……などということはなく、星海社FICTIONSの本は基本的にこうです(章扉がない本はあるようです)。こんなに凝った本は、最近はなかなかない。これも星海社で一度書いてみたかった理由の一つ。


こういう「凝ったデザインでの読書体験」は紙の本でしかできないもの。利便性は電子書籍に譲りつつ、「凝ったデザインでの読書体験」は紙で……という流れになると、町の本屋さんも潤って、個人的には大変うれしい。『境内ではお静かに』シリーズも単行本版は「紙質がおもしろい」という声を時々いただいてます。

天祢 涼
「境内ではお静かに」3作目『巫女と御神体の事件帖(仮)』は5月発売!


電子書籍だと500円だけど、紙だと凝ったデザインのコレクターズアイテム的に5000円……みたいな本をつくるのもおもしろいんじゃないですかね。自分の本でやるのは冒険すぎて嫌だけど(笑)。