美夜シリーズのこと2021年版

天祢涼のデビュー作は『キョウカンカク』。音が視える銀髪の女探偵・音宮美夜が猟奇殺人犯と対峙するシリーズです。仲田シリーズや『境内』シリーズとはまるでノリが違う、ラノベ風味のミステリー。最近の天祢涼の本しか知らない人は頭にチョップを受けたような衝撃を喰らうかもしれません。

一作目がメフィスト賞史上最も売れなかった(実売率が低かった)、実に後輩メフィスト賞作家思いの小説で、なんとか文庫にしてもらったものの結局、打ち切り。今後、講談社で続刊が出ることはありません。

でも音宮美夜は、自分を念願の小説家にしてくれた大切なキャラクター。商業ではできないので同人誌で完結させます!……と息巻いておきながら恐縮ですが、一年前のこの記事を書いたところから進捗はまったくありません。

美夜シリーズのこと2020年版


おかげさまで忙しい、というのが最大の理由ではあるのですが、まあ、言い訳ですね。普通の作家なら充分対応できる仕事量ですし。

時間配分が下手すぎて情けないかぎりですが、モチベーションは下がってません。それに、最近は書店員さんや読者さんから「『キョウカンカク』は復刊しないんですか」と訊かれる機会が増えました。その度に「ありません」とお答えするしかないのですが、まずは同人誌できっちり完結させた後で、商業で出してくれる出版社があったら大歓迎です。いつでもご連絡くださいませm(_ _)m

……まあ、完結どころか、いつ書き始められるかもまったく見えないのですが。

商業用の原稿を2年分くらい書き溜めて時間をつくったら、美夜シリーズの同人版に集中しようと思ってます。あ、これ去年も書きましたね(^_^;)