電子書籍で稼がせてもらっても書店は必要不可欠と改めて思った件

先日、文藝春秋から電子書籍の印税が振り込まれました。文春の場合、半年に一回振り込まれます。例によって具体的な数字は避けますが、前期より大幅に増えていて驚きました。『希望が死んだ夜に』が倍以上、『あの子の殺人計画』は今期が初めてですが、単行本とは思えないダウンロード数。

売れっ子作家さんに較べると微々たる数字ですが、それを差し引いてもすごい伸び率です。コロナの自粛期間で文芸書にも「巣ごもり特需」があるとは聞いてましたが、これほどとは……。

ただ、某社の本のダウンロード数は「4」でした。ちょっと前に刊行したこの本はセールス的に苦戦……いや、オブラートな言い方はやめよう、「大コケ」して、あまり話題にもなりませんでした。そんなに悪い本じゃないと思うんだけどね(^_^;)

『希望が死んだ夜に』『あの子の殺人計画』はおかげさまで好評だし、セールスも伴っています。結局、電子書籍でも売れるのはそういう本。アダルト系は「紙で売れなくても電子で売れる」現象があるようですが、文芸書に関してはそういうことは少ないのかもしれません。

もちろん、自分の経験を踏まえただけなのでほかの本に関してはわかりませんが、「紙でさっぱりだったけど電子から火がついた」ことがない以上、やっぱり「書店で展開してもらって話題になる」ことは自分にとって重要なわけで、どんなに電子書籍が普及しても書店さんの存在は必要不可欠と改めて思いました。

というわけで、もし「天祢涼の本を展開するから販促物があるなら何かほしい」という書店員さんがいるなら、お気軽にご連絡くださいませ。自分でいろいろつくっているので柔軟に対応することもできますm(_ _)m