小説家は版元に敬称をつけるのか否か

一部で話題になった(気がする)「小説家は●●するかどうか」シリーズ第二弾。

小説家は打ち合わせの時キャラクターの名前を言うのか否か


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上記の違いは、「さん」と出版社に敬称をつけているかどうか。作家は、どちらにするのが正解なのでしょうか?

たぶん「どちらも正しい」が正解だとは思いますが、天祢涼の場合は基本的に前者(敬称をつけない派)です。

一応、理由もあります。

天祢涼もデビューして数年は、ブログなどで版元名を書くときは「講談社さん」「原書房さん」と、敬称をつけていました。

が、あるとき、某社のベテラン担当氏にアドバイスされたのです。

「読者から見たら、君と版元は一緒に作品をつくっている関係。なのに『さん』をつけたり、『●●していただいた』と敬語を使ったりするのは違和感があるのではないか」

なるほど、と思いました。作家と出版社はともに作品をつくる、言ってみれば「仲間」。こっちが仲間意識を持っていても自分の出世しか考えてない輩もいやがるが読者目線では仲間同士で敬語を使うのはしっくり来ないかもしれない。キン肉マンが「テリーマンさんが二代目グレートになってくださった」なんて言ったら変だもんな!←違う

というわけで、これ以降、天祢涼は原則、ブログやSNSでは「版元は敬称なし、担当者には『氏』や『さん』をつける」ようにしました。担当者まで呼び捨てにするのは、さすがに抵抗があるかなと。版元から「天祢涼が新作を出しました」と呼び捨てにされるのもなんか違うし(笑)。

これはブログやSNSといった対外的な話。例えばメールで光文社(敬称なし)以外の版元とやり取りするときは「『境内ではお静かに 七夕祭りの事件帖』が光文社さんから2月に出ます」といった具合に、ちゃんと敬称をつけていますよ。

言うまでもなく、これは天祢涼のルール。作家それぞれにルールがあるでしょうから、前述のとおり正解はないと思います。なんか「本を出してもらっておきながら呼び捨てにするなんて、天祢涼って生意気じゃね?」と思われたらあわあわするので(笑)、一応書いてみた。

以上、「小説家は●●するかどうか」シリーズ第二弾でした(第三弾があるのか不明)。