『彼女が花を咲かすとき』が完売

というわけで、ブックポート中野島店で展開いただいていた『彼女が花を咲かすとき』が完売しました。版元品切れにつき、今後、新刊での入手は困難になります。お名前入りサイン本で入手できる可能性はほぼゼロです。

天祢 涼
もちろん、超絶売れっ子作家になって再販してもらえることを目指してます(`_´)ゞ

この『彼女が花を咲かすとき』という小説は、試行錯誤の跡が多々見られるミステリーです。単行本版の連載をしていたのは10年近く前なので、さすがに反省点もあります。

でも、これはこれでいい小説だと思うし、いまの自分には逆に浮かばないアイデアも使われているし、ここから『希望が死んだ夜に』『境内ではお静かに』とつながっていったしと、自分にとっては転機となった小説でもあります。現状では入手困難となってしまったのは残念ですが、買ってくださった方、長く売ってくださったスタッフさん、本当にありがとうございました。

この先、毎月のように売場に飾られていたお花が見られなくなるのかと思うとさみしいかぎりですが……。

『彼女が花を咲かすとき』は完売してしまいましたが、今月下旬には『彼女はひとり闇の中』という新作を上梓します。「彼女」シリーズ第二弾となる、お花に続く夢一杯のミステリー!……と思って読むと心に甚大なダメージを受けるシリアス路線のミステリーです。

ただいまブックポート中野島店では、『彼女はひとり闇の中』のお名前入りサイン本の予約を受付中。特典として「ネタバレ解説ペーパー」がつきます。執筆のきっかけや担当とのやり取り、ミステリーを書いていてアイデアに詰まったときに考えていること等をネタバレ全開で書く予定。

ほしい人は、ぜひ中野島へ!

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天祢 涼
あまね りょう
第43回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家です。代表作は次回作。読んだ人の胸を抉るようなミステリー、胸きゅんラブコメなミステリーを世に送るべく日夜模索中。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。