全国的な知名度が決して高いとは言えない天祢涼の本を激推ししてくれたり、覆面本を大々的に展開したりと、ちょっと変わってる本屋さん・ブックポート。神奈川県内に5店舗ある書店チェーンです。
こちらの書店が昨年から始めたのが「これ読んで大賞」。
【第2回にゃんすた~ずのイチオシ! これ読んで大賞】は、
— ブックポート鶴見(つるみぃ)店 (@bookport) February 23, 2022
『名もなき星の哀歌』(結城真一郎) 新潮社
ということで第3回の発表までの一年間、5店舗で推していきます! ……にゃ。#にゃんすた~ず #これ読んで大賞#名もなき星の哀歌 #結城真一郎 #新潮社 pic.twitter.com/LGCLZy4xDm
第2回は結城真一郎さんの『名もなき星の哀歌』でした。
結城さんは、某アンソロジーに収録されていた短編が傑作でした。この本も拝読したい。
「にゃんすた~ず」というのは、ブックポート各店舗のマスコットキャラである猫ちゃんたちの名前です。「これ読んで大賞」は、ブックポートのスタッフさんが推薦する本の中から大賞を決めて、全店舗で大展開する……という賞。
書店さんがこういう賞を設けること自体は今日日珍しくありませんが、おもしろいのはこれから1年間展開し続けること。
店頭展開は2週間もすれば変わるのが普通。「1年間ずっと」というのは珍しいと思います。「いい本を長く売りたい」という心根が見えていいなあ。この賞にはこれからも注目したいし、いつか受賞できるようにがんばります(`_´)ゞ