『彼女はひとり闇の中』文庫版

イラスト:いといあつき
装幀:西村弘美
発売日:2025年7月7日
定価:902円(税込)
出版社:光文社

十月の日曜の朝、横浜・日吉に住む千弦は昨夜近くの小道で女性が刺殺されたことを知る。しかもそれは昨夜「相談したいことがある」とのみLINEを送ってきた幼なじみの玲奈だった。相談は事件に関わるものだったのか――玲奈のゼミ教官・葛葉の態度から玲奈に悩み事があったと確信して千弦は真相をさぐろうと決意する。その千弦を尾行する影が……。社会派本格ミステリの第一人者が描く、未来と仲間の見えない時代に凄絶な孤独が引き起こした悲劇の結末とは――。 

2023年2月に上梓した単行本の文庫版。帯がつくとこうなる。

話の流れはほとんど変わっていませんが、文庫版から一部の設定を変更したり、文章を大幅に加筆したりしています。この辺りのことはサイン本の特典「文庫制作裏話」にいろいろ書いたのですが、今回サイン本を置いてもらうお店がかぎられるので入手困難かもしれません(通販してくれるお店があるかもなので、情報は随時公開)。

ブックポート中野島店ではレジで申し込んでもらえればお名前入りサイン本にして特典もおつけします(通販はないので、申込と受取で2回お店に行く必要あり。時期は未定ですが、期間限定の予定)。

この小説と同じ世界線の話が、来月刊行予定の『その血は瞳に映らない』。本作では大学生だった守矢千弦が社会人になっています。仲田シリーズ同様、完全に独立した話なのでどちらかだけ読んでも話はわかるのですが、作者としては当然2作とも読んでもらえるとうれしい。

『彼女はひとり闇の中』『その血は瞳に映らない』ともに、なんとかして売りたい気持ちがあります。

こんなこともしておりますので、興味がある書店員さん、お気軽にご連絡くださいませm(_ _)m

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天祢 涼
あまね りょう
第43回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家です。代表作は次回作。読んだ人の胸を抉るようなミステリー、胸きゅんラブコメなミステリーを世に送るべく日夜模索中。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。