『陽だまりに至る病』あらすじ解禁

2022年2月発売予定の、天祢涼の新刊『陽だまりに至る病』。『希望が死んだ夜に』『あの子の殺人計画』に続いて仲田蛍刑事が探偵役を務めるシリーズ第三弾です。

先日、あらすじが解禁になりました。

あなたのお父さんは、殺人犯なの――?
ネグレクト、貧困、そしてコロナが少女たちを追い詰める。

タイトルの真の意味がわかると、きっと胸が熱くなる。
現代社会の闇に迫る切ない社会派ミステリー

小学五年生の咲陽は、「父親が仕事で帰ってこない」という同級生の小夜子を心配して家に連れ帰る。だが、コロナを心配する母親に小夜子のことを言いだせないまま、自分の部屋に匿うことに。翌日、小夜子を探しているという刑事が咲陽の家を訪ねてくる。小夜子の父親が、ラブホテルで起きた殺人事件の犯人ではないかと疑念を抱く咲陽だが――。

『希望が死んだ夜に』で「子どもの貧困問題」に、続く『あの子の殺人計画』で「子どもの虐待」に迫った〈仲田・真壁〉の神奈川県警刑事コンビが、次は「コロナと貧困」の陰で起こった事件に挑む。話題の社会派ミステリー第3弾!

版元のサイトより

視点人物の一人・咲陽(さよ)は小学5年生の少女です。『あの子の殺人計画』の事実上のヒロイン・椎名きさらも小学5年生でした。

なぜどちらも小5かというと、11歳の少女というのは思春期の入口に立っており、男子が子どもっぽく見える一方で、自身は世の中の仕組みが少しずつわかってくる多感になりつつある年ごろなので作家として書き甲斐が……とかいう尤もらしい理由があればよかったのですが、当初は小学6年生の設定でした。でも中学進学のことを全然書かないのは不自然だし、書いたらページが増えるし、かといって中学生にしちゃうと部活のことも書かないといけなくなるし……というわけで、2作続けて小学5年生になりました。しょうもない理由ですみません(^_^;)

でも結果的には、一番いい形になったと自負しています。

『陽だまりに至る病』がまだ校了していないのになんですが、同時進行で「仲田シリーズより明るいミステリー」の第一稿に関して担当さんから意見をもらったり、別の担当さんに「コロンボとか古畑任三郎に影響を受けたミステリー」の冒頭原稿を見てもらったりしています。これまで手を出したことがないジャンルのミステリーのプロットも考えたり、エブリスタの『境内ではお静かに』番外編もちょっとずつ書いていたり。

去年から「形にならなかった仕事」が続いたので、その分を取り戻すべくがんばります(`_´)ゞ