『もう教祖しかない!』文庫版のタイトルは『リーマン、教祖に挑む』に決定

タイトルは担当さんに考えてもらうことが多いミステリ作家・天祢涼です。

9月、双葉文庫から刊行予定の『もう教祖しかない!』文庫版。以前から「タイトルを変更します」と予告していましたが、それも担当さんに考えてもらいました。

『リーマン、教祖に挑む』

こちらになります。「サラリーマンが、団地で新宗教を広める教祖と勝負する話」なので、こうなりました。

決定に至るまでは、こんなやり取りがありました。

天祢涼
タイトルは『俺達の戦いはこれからだ!』というのはどうですか? 打ち切り漫画みたいで目を引くと思います!
担当さん
打ち切り漫画じゃないし、内容と合ってねーだろ。違うのを考えろ。※双葉社の担当さんは大変紳士的なので、本当はもっと丁寧な言葉で言われました。
天祢涼
えー。たとえば、どんなのですか?
担当さん
あくまで一案ですが、『リーマン、教祖に挑む』くらいわかりやすい方がいいと思います。
天祢涼
あ、それよくないですか。
担当さん
え?

その後、担当さんに丸投げして一任して色々と考えてもらいましたが、やはり最初のインパクトが強かったので『リーマン、教祖に挑む』に決定しました。

タイトル変更に合わせて、表紙の雰囲気も単行本版とは異なったものになる予定。単行本版が気になっていたけど未読の方は、この機会にぜひどうぞ。

『リーマン、教祖に挑む』は9月発売です。

8月に11作目『探偵ファミリーズ』が、9月に『リーマン、教祖に挑む』が出ますが、そこから遠くないところで12作目を刊行予定。こちらは天祢涼史上、最もシリアスなミステリになります。
by 天祢涼(あまね りょう)