「一七歳の目撃」を日本推理作家協会賞(短編部門)にノミネートいただきました

本日、第77回日本推理作家協会賞の候補作が発表されました。短編部門は下記のとおり(敬称略)。

〈短編部門〉
「一七歳の目撃」天祢 涼(別冊文藝春秋3月号掲載)
「夏を刈る」太田 愛(光文社『Jミステリー2023 FALL』収録)
「消えた花婿」織守 きょうや(オール讀物7月号掲載)
「ベルを鳴らして」坂崎 かおる(小説現代7月号掲載)
「ディオニソス計画」宮内 悠介(紙魚の手帖vol.14掲載)

というわけで、仲田シリーズ4作目『少女が最後に見た蛍』収録の「一七歳の目撃」も候補作に選んでいただきました。

「別册文藝春秋」掲載時は「一七歳の目撃」でしたが、本にするとき「十七歳の目撃」にしました。内容は同じものです。選考対象は雑誌掲載時のものになるので「一七歳の目撃」と表記します。

この賞の候補になるのは、2013年の「父の葬式」以来11年ぶり。あのときは右も左もわからない……どころか、前後も上下もわかっていない状態で書いていました。いまもたいしてわかってないけど。

そんな状態で必死に書き上げた短編を評価いただいたことはもちろんうれしかったのですが、以降、推協賞にノミネートされることはなかったため、「ビギナーズラックと言われても仕方がない」という思いがありました。それだけにノミネートいただいたことは、本当にうれしいし、光栄なこと。当然、受賞したい思いはありますが、それとは別に先達から「これからもがんばれ」というメッセージをいただいたと思って一層精進致しますm(_ _)m

なお、先日のこの投稿ですが。

 

これは「推協賞にノミネートされた\(^o^)/」という匂わせなどではなく、執筆中の小説がうまくまとまらなくてテンションがおかしくなっていただけです。いまもまとまり切ってなくて、おかしいままなんだけどね(^_^;)

天祢涼

本当に匂わせなら「いいことがあったぜ」とか「早く発表したいことができた」とか、もっとわかりやすく書きます(笑)。