自分の本の読書会で「とうとう見られてしまったな」とやってみたい

時々、天祢涼が書いた本の読書会をしたorしますというツイートを目にすることがあります。光栄なことです。


もちろん作者が参加していては、言いたいことも言えないでしょう。でも一度でいいから自分の本の読書会に参加してみたいという願望はあります。

写真はphotoBさんのフリー素材を拝借しました。ありがとうございます。

こんな風に仮面を被って

仮面で顔を隠して読書会に参加。ほかの参加者が賛否含めていろんな感想を言っている間、終始無言。時々意見を求められても無言。そして感想が出尽くしたところで初めて発言。

「フォッフォッフォ。貴様らの言いたいことはよくわかった!」

緊迫する会場。「何者だ、貴様っ!?」と仮面にパンチする主催者。ひび割れていく仮面。中から現れる顔を見て「ゲーッ、お前は!?」と驚く参加者たち。そして完全に割れた仮面の中から天祢涼が現れて一言。

「とうとう見られてしまったな」

これですよ、これ! 仮面を被って現れて、正体がばれて「とうとう見られてしまったな」。こういう『キン肉マン』に出てきそうなシチュエーションを一度でいいから経験してみたい

この野望を達するためデビューして2年くらいは覆面作家だったのですが、いろいろあってやめました……覆面作家でもどうすればこの野望を達成できるかわかりませんが

でも「とうとう見られてしまったな」って、誰でも一度は言ってみたい台詞だと思うんですよ(個人の感想です)。あと、死んだふりをして身を隠し、真実を知る数少ない仲間に「いまは死んだことになっているからな」というのも、みんな一度は言ってみたい台詞のはず(これも個人の感想です)。

まあ、万が一、仮面をつけて読書会に参加したところで、自分の本の感想を聞いているうちにお腹が痛くなって退場するでしょうけどね、チキンなので。

というわけで、天祢涼が自分の本の読書会に参加することは絶対にありません。作者を気にせず参加してください。

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ABOUT US
天祢 涼
あまね りょう
第43回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家です。代表作は次回作。読んだ人の胸を抉るようなミステリー、胸きゅんラブコメなミステリーを世に送るべく日夜模索中。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。