久々にegword Universal 2の素晴らしさと要望について語ってみる

egword Universal 2で小説を書いているミステリ作家・天祢涼です。少々慌ただしいので記事にしておりませんでしたが、秋刊行の神社ミステリ(仮)も、某アンソロジーに収録予定の短編も、egwordで書いております。

最近、プロットの作成にはScrivener 3を使うようになって、しかもいじっていて楽しいので、「いっそ小説もScrivenerで書けないか?」と試みたこともあるのですが、やっぱりだめでした。Scrivenerも縦書きはできるけど、ルビや圏点などの日本語組版には対応してませんからね。日本語の小説を縦書きで執筆するには、egwordの方が適していると断言できます。

そんな愛すべきegwordですが、しばらく記事にしていない間にいろいろ仕様が変わりました(現在のバージョンは2.1.11)。

アイコンがいまどきのフラットデザインに

egwordと言えば、万年筆の筆先を模したアプリアイコンでおなじみでした。

最初に見たときはなんでロビンマスクが被ってるような仮面なの?と首を捻ったのも懐かしい思い出です。

そんなアイコンが、こんな風に変更。

いまどきのフラットデザインになりました。初見では違和感があったのですが、すぐに慣れました。万年筆を模しつつ、egwordの軽快な動作を表現しているようでナイス。

なお、この新アイコンは、初登場後、デザインが若干変更されたそうです(見較べたけれど違いがわからなかった)。

地味に変わってよかったこと

アイコンだけでなく、中身も変わりました。

大きな変更点は、macOSの「バージョン」機能に対応したこと。これはまさに「いまどき」。うっかり消してしまった文章を復元したり、過去の文章と比較することができる。なにより、「過去のファイルに戻れる」という安心感が大きい。この機能が搭載されることを待ち望んでいたユーザーも多いのではないでしょうか。

でも、天祢涼が個人的に最もありがたかった新機能(?)がこれ。

「しおり」欄の行間が広くなって読みやすくなった

秋刊行予定の神社ミステリ(仮)の執筆中原稿。左が旧egword、右がVer2.1.11。

天祢涼はそろそろ老眼が入ってるお年ごろなので、小さい文字がびっしりつまっていると読みにくいんですよ。しかも、一つの節を話のポイントごとに4つに分けて「しおり」にしているので、長編ともなると「しおり」欄が一杯になって読みにくかった。

それが行間が広くなったおかげで、だいぶ緩和されました。長時間作業していると地味にありがたいです。

願わくば級数も調整できるといいのですが……それはさすがに需要が少ないか(^_^;)

「画面分割」と「行末のルビ」への対処を希望

と、こんな感じで小説執筆アプリとしては完成形に近づいているegword。

あと搭載してほしい機能と言えば、前々から書いている画面分割ですね。特に解決編を書いているときは、伏線を回収するときに何度も前のページに戻って確認しないといけないので面倒。Scrivenerのように画面を分割できると、いちいち戻らなくても文章を比較したり、参照したりできるので楽そうです(これができることが、自分がScrivenerを愛用している理由の一つ)。

行末の単語にルビを振ると次の行に送られる仕様も改善してほしいところ。例えば文末の「近日発表予定」にルビを振るとします。

ルビを振っていないとこうなのですが。

ルビを振るとこんな風に次の行に送られてしまうので、文字間が不自然に開いてしまいます。せっかく文字数と行数を設定して書いても計算が狂ってしまうので少々不便。

とはいえ、現状のママでも小説を書くのになんら支障はありません。今回、久々にegwordの記事を書いてみて、すばらしいアプリを蘇らせてくれた物書堂さんへの感謝の念が改めて湧き上がってきました。

物書堂さん、本当にありがとうございます。これからも、末永くよろしくお願い致しますm(_ _)m

天祢涼が物書堂さんについて語っている記事はこちらをご覧ください。