『ハルカな花』

装幀:鈴木久美
写真:Moment/Getty Images
発売日:2015年8月18日
定価:1700円(税別)
出版社:光文社

 

 

悩んでいるあなたの心に花を咲かせてくれる、不思議な少女の物語

花を愛する人々の住む光咲市で、辛いことや切ないこと――そして謎を抱えていると、遥がいつの間にか傍で微笑んでくれる。
気鋭のミステリ作家が「伝えたい大切なもの」をテーマに季節の花とともに贈る、癒やしのワンダー・ストーリー。

天祢涼9作目。『ジャーロ』で連載していた「フラワーバスケット」を改稿改題した連作短編集。前作『謎解き広報課』に続き、「これまで書いたことのないタイプの小説を書こう」と思って執筆しました。帯がつくとこんな感じ。

9thbook_cover2執筆の裏話は『小説宝石』2015年9月号に掲載予定ですが、ここではそちらには書けなかった話を。

  • 連載時のタイトル「フラワーバスケット」は、高屋奈月さんの傑作少女漫画『フルーツバスケット』から拝借……というより、企画書で仮タイトルで出したものが、そのまま連載タイトルに。「このタイトルで刊行してもいいかな」と思っていたのですが、担当W氏から「もっと小説らしいタイトルにしましょう」と提案され、変えることになりました。
  • 考えたタイトルが『ハルカな花』。それに伴い、ヒロインの名前も「遥(はるか)」に変更。連載中に使っていたヒロインの名前は気に入っているので、そのうち別の小説で使うつもりです。
  • ヒロインの名前だけでなく、ある重要人物の性格も変わっています。正確には、連載中に「こっちの方がいいや」と思って変更しました。
  • 一年半近く連載している間に、小説に対する考え方も変わりました。大きかったのが文章。「もっとやわらかい言葉や、ひらがなを使いたい」と考えるようになったので、連載初期の原稿には大幅に手を加えました。そうすると登場人物のしゃべり方も変わってきて、それに伴って性格も変えなくては……ということで、修正に思ったより時間がかかってしまいました。
  • 鈴木久美さんに担当いただいた表紙がきれいで感動しました。ちなみに自作で人間が載っていない表紙は、これが初めてです。
  • 連載の途中から、InDesignではなくHagoromoで書くようになりました。入稿原稿もHagoromoで作成。Macで小説書いてる人にはオススメですよ、Hagoromo。
  • 例によってPVを自作しました。楽曲は、今回もSirakabaさんです。使用ソフトはFinal Cut Pro X。このソフトを使うのは今回が3回目。もうAfter Effectsには戻れない……というよりAfter Effectsの使い方忘れた(笑)。趣味でやってる動画作成ですが、いつも動かない文字を相手に仕事をしているので、新鮮で楽しいです。

  • 2015年8月15日追記・PVのフル音源です。Sirakabaさんが提供してくれた楽曲に、天祢涼が動画をつけました。

天祢 涼(あまね りょう)
天祢涼

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ABOUTこの記事をかいた人

あまね りょう
講談社のメフィスト賞でデビューしたミステリ作家です。著書に『キョウカンカク』『葬式組曲』『謎解き広報課』ほか。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。