Affinityが一部サブスク導入? 縦書き対応は進んでる?

自分で販促物をつくるのが好きなミステリー作家・天祢涼です。簡単なものならegword Universal 2でつくってます。Affinityスーツを使うこともあり。AffinityはAdobeの対抗馬と言われれることもあるアプリ。Photo、Disigner、Publisherは、それぞれAdobeのPhotoshop、Illustrator、InDesignの代替になりうるポテンシャルを秘めています。

最も、Publisherに関しては縦書きやルビに対応しておらず(どっちも頑張ればなんとかなるけど)、横書きでちょっとしたものをつくるならまだしも、本格的な縦組み書籍をつくるのにはそぐわない。この理由から、天祢涼はルビを多用する販促物をつくるときはegword Universal 2を使うか、Intel Macを引っ張り出してきて仮想マシン上で昔のmacOSを起動させ、InDesign CS6を使っています。

……そう、天祢涼は未だにAdobe CCに加入していないのです。「数ヵ月に一度InDesignを使うだけ」だと、どうしても割高感を覚えてしまって(^_^;)

Affinityは買い切り制で、かつ、一度購入すればほかのデバイスでも自由に使える。Adobeのように「インストールできるのは2台まで」という制限もありません。サブスクではないこの点も、Affinityの魅力だと思っています……が、ちょっと気になる記事を見つけました。

Affinityがサブスクに移行?

その記事というのが、CoRRiENTEさんの下記記事。

【独占インタビュー】Serif CEOアシュリー・ヒューソン氏が語るAffinityの魅力と未来展望。AIやサブスク導入の可能性も聞いてみた(2023.6.12)

この記事の中で、Affinityの販売元・SerifのヒューソンCEOがこんなことを言っています。

クラウドサービスやより良いコラボレーション機能などの追加機能の実装をいま検討していて、こうした機能を導入するとなれば、いずれサブスクリプションなどのオプションについても考慮していく必要はあります。

すなおに読めば、Affinityが遠くない将来サブスクに移行すると読めるよな……と思っていたところ見つけたのが、Real Sound テックさんのこちらの記事。

プロ向けのクリエイティブソフト「Affinity」が解決した“無駄な往復”とは? 開発元CEOに聞く「買い切り制」を採用する理由(2023.6.12)

たとえば、サブスクリプションのソフトウェアに5年間お金を払い続けていたのに、たった1カ月払うのを止めただけで「そのソフトウェアは使えません」となってしまうのは、すこしおかしいんじゃないかと思うんです。なので我々のライセンスは買い切り制を採用し、恒久的に使えるものにしています。

サブスクに否定的に読めるな……。どっちなんだろう? CoRRiENTEさんの記事をよく読むと「サブスクリプションなどのオプション」と言ってたみたいだし、「クラウドを使う人だけサブスクに移行(買い切り版も続行)」ということでしょうか? どうなるかわからないけど、クラウドサービス自体はどんなものになるか非常に楽しみ。

どちらもAffinityを使っている人なら要注目なので、ぜひリンク先の記事を読んでみてください。

縦書き対応は進行中の様子

Real Sound テックさんの記事には、縦書きについても言及されていました。日本市場の伸びが予想以上で、縦書きやルビに対応したテキストエンジンの開発を進めているとのこと。どれだけ時間がかかるかわからないけど、これはぜひ実現してほしい。

いきなりInDesign級の日本語組版を搭載しなくていいので、QuarkXPress 4くらい組めれば自分の使用用途では充分なんですよね(昔、QuarkXPressで仕事をしていたのでよくわかる)。

年末までにはVer2.3をリリースして、新機能については3-6ヵ月後にはなんらかの発表ができるとも書かれてました。インタビューが6月だから、年内にはなにか動きがありそうですね。この「新機能」に縦書きが含まれるのかどうかを含めて、Affinityの今後に注目してます(`_´)ゞ

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天祢 涼
あまね りょう
第43回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家です。代表作は次回作。読んだ人の胸を抉るようなミステリー、胸きゅんラブコメなミステリーを世に送るべく日夜模索中。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。