『小説すばる』に短編「僕にはあの子がよく見えない」を寄稿

集英社の『小説すばる』2018年3月号に短編「僕にはあの子がよく見えない」を寄稿しました。いろいろな事情を抱えた子どもたちのためにつくられた無料の学習塾「虹」を舞台にしたミステリです。

主人公は、ボランティアの大学生。自分が受け持つ少年が、どんなにほめてもうれしそうにしないし、周りとも壁をつくっている様子。そんな少年を気にかけているらしい少女がいて……といった感じで話が展開していきます。

ジャンルは、人が死ななくて、語り口がやわらかくて、一見したところは平和な『希望が死んだ夜に』です! って、それはもう『希望が死んだ夜に』じゃありませんな。

ただ、『希望が死んだ夜に』を読んで依頼をくれた担当さんとつくった小説なので、そのDNAは流れております。こちらから冒頭を試し読みできるので、ぜひご覧ください。

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天祢 涼
あまね りょう
第43回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家です。代表作は次回作。読んだ人の胸を抉るようなミステリー、胸きゅんラブコメなミステリーを世に送るべく日夜模索中。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。