『謎解き広報課』文庫版

カバー装画:トミイマサコ
カバーデザイン:bookwall
発売日:2018年1月17日
定価:730円(税別)
出版社:光文社

 

田舎の町役場に就職した都会育ちの新藤結子。やる気も地元愛もゼロの彼女に任されたのは、毒舌上司・伊達との広報紙作りだった。防災団員、ゲームの聖地、伝統の祭り……。伊達の愛の鞭(?)を受けながら渋々取材を始めるが、できるだけラクをしたいのに、なぜか行く先々で事件に巻き込まれることに。新米公務員が奔走する痛快お仕事ミステリー。。

2015年5月に刊行した『謎解き広報課』の文庫版です。帯がつくとこんな感じ。

全国のほぼすべての自治体で発行されている「自治体広報紙」。『広報●●』という冊子を、みなさんも見たことがあると思います。ほとんどが催し物やゴミの捨て方など行政からのお知らせに特化したものですが、中には毎回特集を組んで、「雑誌かよ!」とツッコミを入れたくなるクオリティーの高いものもあります。

デビュー前、そんなハイクオリティーの広報紙をつくっている自治体広報マンの方々と知り合う機会がありまして、「いつかこの人たちの話を本にしたい」と思っていました。それが結実したのが『謎解き広報課』。この辺りの事情に関しては、単行本版刊行時のブログ記事をご覧ください。

『謎解き広報課』

2015.05.26

単行本版刊行時にアップしたプロモーション動画がこちら。

単行本版では、天祢涼史上最もたくさんの書評をいただきました。解説は、書評をくださった方のお一人、宇田川拓也さん。「ここを読み取ってほしい」と思っているところに注目してくださった、ありがたい書評です。

文庫化にあたっては、文章はそんなに変えないつもりでした。が、読み返しているうちに段々と直したくなり、「俺は絶えず進化しているんだ」と開き直って大幅改稿。文章は、いつまで経っても「うまくなったなあ」と思えません(^_^;)

でも、単行本版よりすっきりして、かなり読みやすくなったと思います。上司の伊達さんの描写は、単行本版に較べて大幅に増やしました。結果、存在感が大幅アップ。その甲斐あって、トミイマサコさんがかっこいい伊達さんを描いてくれました。ど真ん中にいて、存在感だけなら主人公ですね、この人(笑)。

データを直したり、ゲラを読んだりしているうちに、取材でお世話になった自治体広報マンの皆様のことを思い出しました。お話しいただいたエピソードを、ほとんどそのまま使っている箇所も多々ありますからね。思い出して当然です(笑)。

いまのところ続きを書く予定はないのですが、三部作構成を構想しております。いつか書きたいと思っておりますので、応援していただければ幸いですm(_ _)m