『キョウカンカク 美しき夜に』

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カバー装画:吉田ヨシツギ
カバーデザイン:坂野公一(welle design)
発売日:2013年7月12日
定価:760円(税込)
出版社:講談社

 

ラストで明かされるこの真相には、やられた。戦慄(ふる)えた。読み逃す手はない!
――綾辻行人

死体を燃やす殺人鬼・フレイムに妹を殺された天弥山紫郎は、音が見える探偵・音宮美夜と捜査に乗り出す。美夜は殺意の声を見てフレイムを特定するも、動機がわからない。一方、山紫郎は別の人物を疑い……。ホワイダニット(動機のミステリ)の新たな金字塔が登場!第43回メフィスト賞受賞作を全面改稿。

デビュー作『キョウカンカク』を全面改稿した上で改題した文庫版です。

  • 1pd帯の推薦文をくださったのは、綾辻行人さん。ミステリ者からすれば神の領域にいるような方ですからね。綾辻さんに「やられた。戦慄(ふる)えた」と云ってもらえただけで感無量、「最も幸運なミステリ作家の一人」に違いありません。
  • 表紙のイラストを描いてくださったのは、吉田ヨシツギさん。『アルバトロスは羽ばたかない』(東京創元社)を見て以来、「なんてすごい絵を描く人なんだ。ぜひ自分の本も担当してほしい」とずっと思っておりました。今回、「ノベルス版とカバーの雰囲気を変えよう」という話になったので依頼した次第です。想像をはるかに超える、すばらしい絵に仕上げていただきました。
  • 解説を書いてくださったのは、小森健太朗さん。小森さんは『キョウカンカク』を2011年版「読者に勧める黄金の本格ミステリー」(南雲堂)に選んでいただいた際の、選者のお一人。褒められすぎていて面映ゆいのですが、天祢涼にとって非常にうれしい解説を頂戴しております。
  • と、周囲を豪華な顔ぶれで固めていただきましたが、もちろん中身もがんばりました。シリーズ最終作『最後の事件(仮)』を念頭に、全面的に改稿しております。被害者が視点人物の幼なじみから妹に変更、2作目で登場するはずだった設定を改変して1作目初出に変更、シリーズ名ほしさにタイトルまで変更……と変更してばっかりですが、文庫化に際してここまで書き換えるのは、あとは『闇ツキチルドレン』だけで、3作目の『空想探偵と密室メイカー』以降は手をつけないつもり。その時点での最善を尽くして世に出しているので、原則いじりたくないんですよ(説得力ないでしょうけど)。
  • そんなわけで、新生「美夜シリーズ」、どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m

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ABOUTこの記事をかいた人

あまね りょう
講談社のメフィスト賞でデビューしたミステリ作家です。著書に『キョウカンカク』『葬式組曲』『謎解き広報課』ほか。このブログでは仕事情報のほか、MacやiPhoneのネタ、猫写真などをアップしております。